寒い寒い冬がやってきた森に暮らすきつねの親子。
母さんぎつねは、かわいい子ぎつねの手をしもやけから守るため、
てぶくろを買いに恐ろしい人間の住む 町へ出ようとしますが・・・。
無邪気な子ぎつねが生まれて初めて経験する冒険と、
母と子の間のあふれる愛情が描かれた新美南吉の名作です。
ラストシーンの「本当に人間はいいものかしら」という
母さんぎつねのつぶやきは何を意味しているのでしょう。
人間に対する懐疑的な気持ちをこめた最後のせりふが
印象強く心に残る作品です。
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★テキストは、青空文庫に拠っています。
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