気立ての良い、心優しく美しい娘がおりました。
とてもやさしかった母親が亡くなってしまい、父親が
2度目の奥さんをもらいますが、この継母と連れ子たちは
大変いじわるで、娘を召使のようにあつかいました。
かわいそうな娘はじっとこらえ、いつも、かまどの前に
かがんで灰の中にうずくまるように休むのでした。
いじわるな継母と連れ子の義姉たちは
この娘に「灰だらけ娘 サンドリヨン」(シンデレラ)という
あだ名をつけて、そう呼ぶのでした。
あるとき、その国の王子が舞踏会を開くことになり
連れ子の義姉たちはいそいそと出かけていきます。
一人残されて泣いているサンドリヨンのところに
名付け親の妖女がたずねてきて・・・・・・。
誰もが知っているシャルル・ペローの名作童話です。
<シンデレラ>が<灰にまみれた娘>という意味だと
知っていましたか?
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恒松あゆみの朗読でお楽しみください。(プロフィール)
★テキストは、青空文庫に拠っています。
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